理事長所信

2020年度理事長所信

~はじめに~

昨年度は、一般社団法人篠山青年会議所として創立50周年を迎えさせて頂くことが出来ました。また式典及び祝賀会を開催させて頂く事が出来ましたのは、開催にあたりこれまで歴史と伝統を紡いて頂いた先輩方々に深く感謝の意を表すと共に、敬意と尊敬の念を 感じております。また昨年は一般社団法人篠山青年会議所から一般社団法人丹波篠山青年会議所へと名称を変更致しました。この丹波篠山という町の魅力を沢山の方に伝え、次の 60周年、100周年へと継承していくことで丹波篠山青年会議所の発展、そして私達個々の成長へと繋がり、延いては町の発展に繋がると確信しております。

近年は丹波篠山青年会議所に留まらず全国的にメンバー減少が深刻な問題となっております。メンバーが少なくても我々が挑戦し続け、それぞれが輝き続ける事で成し得ることは沢山あります。我々が輝き続けるためには自らを律し、青年経済人として地域の模範となる姿を示す必要があります。他人に優しく自分に厳しく、そんな環境の中に身を置く事ができるのがこの青年会議所です。丹波篠山市となり、名称変更そして令和二年目となる2020年を今まで以上に勇往邁進し、最高に楽しく充実した活動をすることが輝かしい未来への第一歩となります。今までに見た事のない景色を一緒に見にいきましょう。

~人生の友を探しに~

青年会議所活動をする中でメンバーの減少は近年大きな問題となっており、これは丹波篠山青年会議所に限らず他の青年会議所でも問題視され、同様に他団体でも会員数の減少が問題提起されております。しかし、本当に人口が減っている事、また青年がこの町に留まらず市外へ流出している事が本質的な問題でしょうか。人口減を理由にするのではなく、この時代だからこそ我々の在り方を今一度見直し、この状況を好機と捉え、今いるメンバー一人一人が危機的な状況にあると認識し、自己革新を行うことで自己成長し、より魅力ある団体に変革せねばなりません。そしてメンバー全員で「楽しむ」ことを忘れず一生を共に出来る仲間を迎えたいと思います。青年会議所は意識変革団体です。入会して気づかされる事が沢山あり、苦楽を共にし、お互いを理解することで友情や絆が深まり仲間と呼び合える様になります。そんな私たちを見て入会したいと感じてもらえる活動をして いきましょう。

~創造力は無限大~

子供の頃の優先順位はまず「楽しい事」であり、それを優先しすぎた故に親や先生、地域の方々に叱られ、そのお陰で善悪の判断や人に迷惑をかける事はダメだと学んだ事を鮮 明に覚えています。またそれと同時に地域の方々が子供に対して温かく、地域の皆さんに育てられ今日があり、多様な生活環境の中で人との繋がりや温かさを享受させていただきました。

昨今、ITの発達によりスマートフォンなど通信端末無しではコミュニケーションを取るのは難しい時代となりました。楽しいという感情を優先してやってみることで失敗や、 叱られる事で善悪を学ぶ前に、検索という手法で先に答えを導き出すことで、安全で堅実な方向に進んでいるのではと危惧しております。人は誰しも承認欲求を持っており、SNSの到来によりバーチャルの中でその欲求を満たそうとしている事にも危機感を覚えま す。

本来こどもの持つ力は無限にあり、それを咎める事は一つもありません。これは我々大人にも言えることかもしれませんが、正しい、間違っていると決めるのではなく固定概念を捨て、どんな事にも挑戦して欲しいと願います。子供であれば誰しもが可能性を秘めています。そんな子供たちを柔軟な発想で創造力を無限に引き出せる青少年活動をしていきましょう。

~利他の精神で~

「財を遺すは下、事業を遺すは中、人を遺すは上、されど財なさずんば事業保ち難く、事業なくんば人育ち難し」という中国唐時代の言葉があります。青年会議所は利害関係の無い人が集まり自己研鑽する団体であり、お金を稼いで利益を得ること、また利益のために事業拡大している団体ではありません。一人の成長が他のメンバーの成長にも影響を与え、その人の集まりが青年会議所を作ります。この詩は既に青年会議所の事を指しているかの様に、自己成長することが仲間の成長に必ずや通じています。

活動をしていく中で「楽しさ」には様々な捉え方がありますが、人間は楽をする生き物だと言われています。読んで字のごとく楽をするのではなくこの青年会議所活動を通して利己を捨て利他の精神を追求する事で更なる成長に繋がると信じています。そして、その先に挑戦や挫折を繰り返し幾多の経験を重ねることで友情を育み、掛け替えのない仲間となっていきます。そこに真の「楽しさ」が待っているのではないでしょうか。

~地域を想う心~

丹波篠山には素晴らしい歴史と伝統、そして文化があります。丹波黒大豆や山の芋、ぼたん鍋などの特産品があり、丹波焼を代表とした伝統工芸、歌に乗せて歌い継ぐふるさとの記憶、というストーリーにて日本遺産にもなりましたデカンショ節など町の至る所に魅力があります。

その他にも地域のお祭りや歴史的建造物など様々な文化や伝統が受け継がれていますが、この丹波篠山市に住んでいるがゆえに見えにくい部分もあるのではないでしょうか。1999年に4町合併を達成した事で市の土地はとても広大になりました。20年経過した今でも旧4町の魅力を継続し発掘していく必要があります。そして市内各地にある伝統や文化を発信し、より多くの方に伝え、歴史の長さや規模の大小ではなく次代に継承していく事が責務です。まだ見ぬ丹波篠山の魅力に触れる事でより郷土愛が高まる事業を展開していきましょう。

~発信することで生まれる団結力~

我々は明るい豊かな社会の実現のために日々活動し、その活動を通して自身の成長や経験を得ることができます。事業を遂行するにあたり全メンバーが行動を起こし、情報を発信していく事で仲間意識が芽生え、より団結力が生まれます。苦しいときや楽しいとき、良いときも悪いときも一人で抱え込むのではなく、仲間と共に分かち合いましょう。頭や心でいくら強く願っていても、想いを発信しなければ相手には伝わりません。また伝え聞いたことをより多くのメンバーに情報を共有する事で、個々の成長そしてより強い団結力に繋がると信じています。

 

最後に、我々は青年会議所会員である前に社会人であり、家族がある一人の人間です。 活動ができる事は当たり前でなく、様々な人の理解と協力があってこそ成り立ちます。感謝と謙虚な心を持って行動し続けましょう。まだ見ぬ未来の輝かしい自分に出会うため に。

基本方針

一、一生の仲間と出会う機会を作る拡大活動

一、故郷の中で発想力と想像力を育む青少年育成

一、利他の精神でリーダーとしての在り方を考える人間力開発

一、郷土愛が醸成されることで地域発展する社会開発

一、情報を共有することで団結力が高まる広報活動