理事長所信
〜はじめに、篠山青年会議所への思い〜
「青年会議所は、われわれ青年がこの変ぼうする社会の中で共に語り、共に喜び、共に励ましあう共通の広場であり、これこそ我らが求めていた最高の集いであることを確信いたします。」これは設立趣意書に書かれた一文です。
篠山青年会議所がこの青年の熱い志を持って設立されたのは43年前、西尾昭理事長をはじめ篠山を愛する人々で結成されました、その後、更なる発展を目指して社団法人篠山青年会議所として法人化を行ったのは25年前、そして今、一般社団法人篠山青年会議所としての新たな出発を行おうとしています。
昨年は法人格移行に伴い定款をはじめ様々な変更を行ってきました。その中で篠山青年会議所としての本当の目的がなんであるかを考えるに当たり、この先私たち篠山青年会議所はどんなに変わろうとも篠山で生きる者として設立以来の郷土を愛する精神をもち、真剣に篠山の未来を語り、夢に向かって行動できる青年の学び場として前進していきます。
〜地域を実感する機会、そこから生まれる帰属意識〜
私たちは「明るい豊かな社会」の実現を掲げ活動する団体であります。地域に対して理解すること、まずはそこから始めることで地域に必要とされる活動ができるのではないでしょうか。篠山市の人口が何人で予算がいくらで産業がこうでというような情報を得ることも大切ですが、それだけが目的ではありません、Jayceeであるなら「行動すること」を真理とし、地域の中で活動し篠山を体感しましょう。
6年前に初めて開催され例年開催を行ってきた丹波ささやま大田動会は近年の篠山青年会議所を象徴する事業であり、まさに篠山という地域を活かした事業です。そして今後、どのように継続し郷土愛を育てる事業として展開していくかを考えなければいけない、そのような時期に来たと考えます。
多く団体が地域おこし、まちづくり、ボランティア活動を行う中で、「JCがある時代から、JCもある時代」といわれるようになり久しくなります。いま我々が行わなければいけない活動とは何かを考え、その結果として篠山青年会議所が郷土の特性を生かし地域に根差した活動を行いましょう。
あなたは、篠山の中で生活していると実感していますか、では、あなたの家族どうですか、仕事の仲間や友人たちはどうでしょうか。今こそ、私たちがここに住む人と一緒になって篠山を実感しましょう。
〜祖父から父へ、父から子へ、愛するわが子への贈り物〜
教育の重要性とは、長い時間をかけて積み重ねられる結果であり、今の教育を受けたものが次の時代を作っていくからです。いかなる教育を行うかということは、どのような未来を作るかということにつながるからです。
では、私たちはどのように教育を行えばいいのでしょうか。私たち大人が地域を思い、家族を守り、仕事に励む、そんな当たり前の姿をきちんとみせてやることこそが、何よりも子どもに対する最良の教育です。
子どもは言葉も話せない段階から、親の言うことの30%を学び、親のすることの70%をまねるといわれています。だからこそ、親の生き方を見せてやることが大切なのです。
篠山は地域性がよく朗らかで豊かな人が多いと思います、この篠山の教育文化を築いてきた先輩から私たちが学び、今度は私たちが生き方を示さなくてはいけないのです。
最小のコミニティである家族において地域で伝わる伝統や文化・精神の大切さ、愛するものを守ることの尊さ、生きることの素晴らしさを祖父母から両親へ、両親から子どもへ伝えていくことが私たちの子どもたちに送る最も大切な贈り物なのです。
〜少しの背伸び 自分づくり〜
青年会議所の最大の資源は決して会社の力でも資金力でもありません、私たち一人ひとり、つまり「人」が資源です。私たちが自らを学び自己研磨することが篠山青年会議所の資源となり、地域の資源となると確信しています。研修が出来ることは青年会議所の醍醐味です。青年経済人として自ら考え、自らの思いを伝えることの大切さを、身をもって感じられる団体であるからこそできる修練があるはずです。
少しの背伸びも繰り返すことで大きな成長になります。たゆまない努力から生まれる揺るぎない信念が自分づくりであると確信します。
〜3月11日を境に変わった世界〜
昨年3月11日に発生した東日本大震災は多くの尊い人命と、先祖から長い年月をかけ築いてきたまちを一瞬にして奪い去っていきました。まちが黒い津波に襲われ、流される家々と悲痛な嘆きの声が写し出された映像は今でも脳裏から離れません。その直後に起きた東京電力福島第一原発事故は今もなお多くのまちを人の住めないまちにしてしまい、放射能の被害は様々な場面で問題化しています。
今まで私たちが考えていた日本の安全や技術力、そしてあって当たり前だった社会基盤が今の日本には当たり前でなくなりつつあるのかもしれません。
今やらなくてはいけない事に気づき、今やるべきことをやる。昨年は様々な形で公私に関わらず被災地への支援活動を行っていただいた事でしょう。今後も、我々ができることで少しでも救われる方がいるならば、被災地への思いを行動に変えていきましょう。
〜篠山に奏でる兵庫の夢〜
兵庫県は東西南北に広く、島や瀬戸内海から山間部を通り日本海まで様々な特色ある地域からなります。会員大会はそれら県内の全メンバーの交流を図る場として、合同の家族例会として生まれました。そして本年度は26LOM及び、家族や一般の市民にも参加を呼びかけ篠山の特色をいかした公益社団法人日本青年会議所近畿地区兵庫ブロック協議会、第45回会員大会を主管いたします。12年前がそうであったように会員大会を開催できることは私たち篠山青年会議所が県内のLOMから頂いた感謝を精一杯お返しできる機会であります。そして、この経験がこれからも続く篠山青年会議所の大きな財産となると考えます。
26の青年会議所が一堂に集うこの篠山に、26の地域の夢を奏でましょう。そして、会員が、会員の家族が、市民が心から喜べる会員大会を開催いたしましょう。
〜そして 生まれる絆〜
青年会議所という場所は特別な人間の集まりでも、特殊な場所でもありません。志を持った青年が集い、真剣に笑い、泣き、苦労して、助け合い、ともに感動を分かち合うことのできる集まりです。素晴らしいと思いませんか、だから一人でも多くの仲間とこの感動を分ちあい、感動の輪を広げましょう。この感動が友情となり卒業後も続く絆となっていくでしょう。
〜最後に 未来をつくること〜
目を閉じて30年後にあなたが楽しそうに過ごす篠山を思い浮かべてください、40年後、50年後、100年後にあなたの子どもたちが、孫たちが活躍する篠山を思い浮かべてください。
未来の子どもたちのために、未来の篠山のために不屈の精神とおもいやりの心をもって、今を行動しましょう。
基本方針
- 1.帰属意識を育むまちづくり
- 1.私たちができる親としての子どもたちの育成
- 1.地域のリーダーとなる自分づくり
- 1.40歳を超えても続く仲間づくり
- 1.兵庫の夢を結集し篠山に奏でる第45回会員大会の構築
